気持ちはパリ

明日の今頃は機上の人となる。
目を閉じると脳裏には数年前のパリが浮かび上がる。
ベルサイユ宮殿、ルーブル美術館、コンコルド広場、エッフェル塔、凱旋門からシャンゼリゼ大通、ノートル・ダム寺院・・・・・あ~行ったのは観光名所ばかり。
今回の目的はSweets。
そしてカフェにも特別な思いがある。
その昔、
シャンゼリゼ大通り周辺のカフェ・フーケやサンジェルマン・デ・プレのレ・ドゥ・マゴなどの名門カフェのテラス席はいつも満席だった。
一本裏通りのカフェへ
汗ばむような陽気。ここでフランス人だったらさしずめ「パナシェ」をたのむ所だろうが、日本人の私はどうしてもアイスコーヒーが飲みたかった。
アヤシイ英語と説明しきれないと出てくる日本語そして単語しか分からないフランス語でアイスコーヒーを飲みたいとギャルソンに伝える。
その頃フランスのカフェのメニューにはアイスコーヒーなるものは存在していない。
親切なギャルソンだった。
一生懸命理解してくれようとした。
そして、あきらめかけた時「分かった」と言ってニコニコしながら奥へ
数分後、ギャルソンのトレーには食べてしまうのがもったいないほど綺麗にデコールしてあるコーヒー味のアイスクリーム。
忘れられないカフェでの出来事。
この話は私のお教室の生徒さんなら一度は聞いているはず。
フランス人は極端に熱い物や冷たいものをお腹の中に入れる事を好まない。
夏季限定メニューとして置いてあるのは最近でこそと聞いた。
Vous avez du caf’e frappe’?
ヴ ザヴェ デュ カフェ フラッペ?(アイスコーヒーはありますか?)
今度はフランス語のほうは大丈夫。
だが、今のパリは既に晩秋。
アイスコーヒーには又出会えないかもしれない。
でも、あの時のようなギャルソンに会いたい。
行ってきま~す♪
「パナシェ」=ビールをレモネードで割ったもの。
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